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アジュディケーター

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アジュディケーターとは

>>Dispute Boardの設置に関わる実態調査(会報よりPDF)

>>Dispute BoardとAdjudicator(会報よりPDF)

Adjudicator アジュディケーター 裁定人とは、『FIDIC Conditions of Contract for Construction For Building and Engineering Works Designed by the Employer, First Edition 1999 建設工事の契約条件書 発注者の設計による建築ならびに建設工事,1999年 第1版』【通称 Red Book 1999年版】の「第20条クレーム、紛争、仲裁」に規定された、Dispute Adjudication Board, DAB 紛争裁定委員会を構成する裁定人のこと。
         
Red Book 1987年版   Red Book 1999年版

Red Book 1999年版の前版であるRed Book 1987年版までは、「the Engineer(第三者技術者)」が中立な立場で、発注者及び請負者間のクレームや紛争に対応し解決を図ってきましたが、the Engineerは発注者との契約関係にあるため、透明性や中立性を完全に担保することが時として困難である、という意見があったことから、「the Engineer(第三者技術者)」とは別の立場としてアジュディケーターが導入されました。



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紛争裁定委員会 ディスピュートボード DAB とは

ディスピュートボードは3人のアジュディケーターで構成されます。アジュディケーターは発注者及び施工者から中立な第三者の立場とするため、発注者と施工者が1名ずつを指名し、指名された2名が3人目を選定し、アジュディケーターの費用は発注者と施工者が折半します。
 ディスピュートボードは工事契約後すぐに設置され、3人のアジュディケーターは契約書や工程表、図面などからプロジェクトを熟知し、3〜4ヶ月に1回程度、現場に出向き、プロジェクトの進捗状況をチェックします。問題になりそうな状況があれば、仲裁に発展する前に現場レベルで対処し、紛争を未然に防いだり、早期に解決したりすることで、仲裁費用の削減や工事遅延を最小限に抑えるメリットが期待されています。

FIDIC President's List

FIDICはRed Book1999年版にアジュディケーターを導入後、3年に1回程度の頻度で試験・審査を実施 現在、約50名のアジュディケーターをPresident's List of Approved Dispute Adjudicators (通称  FIDIC President's List) に登録しています。
  >>FIDIC Adjudicatorst
  >>FIDIC President's List

National List

FIDICは増加するアジュディケーターの需要に対応し、世界中でその普及・促進を図るため、加盟各協会が独自にアジュディケーターを輩出することを推奨しており、各国のリストを National Listt呼んでいます。
日本を含め8カ国がNational Listを公表しています。
  >>National List

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